2018-11-06(Tue)

保育園児の作戦

ずいぶん前にどこかで読んだ受験ブログで(昔のことなので、引用元は忘れてしまったのですが)
レポートの提出率と成績の相関関係について紹介されていました。

たしか、半年間に3本のレポートを提出させる実験で
グループ1:レポートの提出期限は自分で設定。期限を過ぎると1日ごとに1%のペナルティが課せられる
グループ2:期限なし。半年間で3本のレポートを好きな時期に提出する
グループ3:2か月ごとにレポートの提出期限を設定する。期限を過ぎると1日ごとに1%のペナルティが課せられる

これを、ある集団について調査した結果、成績の順番は
グループ3>グループ1>グループ2
だったというのです。

ここで、記事内の考察で面白かったのは
「グループ2では、自分でうまく期日を設定して好成績を収めた人もいる」と言う点でした。

グループ2の成績が一番悪いのは、なんとなく分かります。期限がいつでも良いとなると、ついできるだけ課題をため込んで後回しに、結果ペナルティを大幅に受ける人が出てくる・・・このレポートの調査対象は大学生でしたが、中高生ならこの傾向はもっと顕著だと思います。管理教育ってやっぱり素晴らしい( ˘•ω•˘ )
クリエイティブな仕事・・・別に絵とか音楽関係ではなくても、設計でも事務処理でもクリエイティブな能力はどこにだって求められると思うのですが・・・に従事する人は、グループ1・2にいて結果を残せる人だろうなぁと思うのです。
で、グループ2の方法で自分を常に厳しく管理していくのは、学生さんには難しいだろうと思います。お金をもらって働いているサラリーマンにだって難しいことを、アカデミックな人たちに求めるのは何か違う気もするし。
(※個人の感想です)

それで、なぜこの話を思い出したかと言うと
先週末、長男とおしゃべりしていて、彼がふと昔のことを話してくれたからなのです。

我が家では、食事を残すことについて、割と厳しく躾けています。
出されたものを全部食べろとは言わないけれど、家で提供された料理は、必ず一度は箸をつけること
(食べもしないのに、見た目だけで嫌いと判断して残すのは鉄拳制裁)
ご飯を残した日は、おやつを食べてはいけない
外食するときは、メニューも量も責任もって選んで注文すること(自分で選んだメニューは自分で食べる。外食は残したら鉄拳制裁)

次男は、食に対する興味が薄くてしょっちゅう鉄拳制裁を受けているのですが
長男は、ほとんど失敗したことがありません。
何でも食べるし、食べたら「美味しいよ!」と必ず感謝の言葉を添えるし、基本残さない。
その代わり、わりと「ばっかり食べ」をします。
「ばっかり食べ」とは、特定のメニューだけをしつこく食べることです。
ピザ、ラーメン、天津飯・・・とメニューは様々でしたが、極端なものになると、1年間、外食に行くとほぼ毎回ミートスパゲッティだった時期もあります。
家でも希望を聞くとミートスパ、外でもミートスパ、中食を買ってもミートスパ^^;
私もパパも、「長男はこだわりが強い子なのか」と、単純に考えていました。

ところが、先週末に長男が語ってくれた内容によると、これは長男の「作戦」だったそうなのです。
今ではどんな野菜でも食べられる長男ですが、保育園の頃は、緑の野菜があまり好きではなかったとのこと。
辛い物も嫌、見たことないものも食べたくない(もし嫌な味だったとしても残したら怒られるから)、でもおやつは食べたい。
そこで、メニューの写真を見て、自分が確実に食べられそうなもの・・・お肉が多くて、緑の野菜がトッピングされてなくて、固くない食感のものを慎重に選んでいた、と。
ひとたび「成功メニュー」を見つけ出すと、次からはメニューを考える手間を省くため、同じものを注文したのだそうです。
同じメニューを選んでいれば、お店が変わってもたいてい失敗しない、迷わなくて済む、失敗しにくいと考えたようです。
「そうやってれば、いつも”よく食べたねー!”って褒めてもらえるし、自分も嫌なものを食べなくて済むでしょう?迷うのはめんどくさいし、できれば褒められたいからさ~」
と言ってました。
たしかに、ミートパスタならどこのお店のものでも似たような味ですし、私も失敗せずに作れるメニューです。
つまり、彼はこだわりが強い子なのではなく、むしろこだわりがない(食べ物に関しては)のでした。

これを、保育園児が自分で考えてたのか・・・と、親ばかですが感心してしまいました。
長男はグループ2で結果を残せる種類の人間、なのかもしれません。
条件を鑑みて、自分が好成績を残せる期限を設定するやり方ですね。
この子は管理教育バリバリなところよりも、もっと自由な校風のところが向いているのかな・・・と思った次第です。
ま、偏差値が向いてなければどーしようもありませんけどね( ˘•ω•˘ )(※どこの学校のことかは申しておりません)

そうえいば私も、子どもの頃はいつも月見うどんを注文していました。
うちは貧乏な家だったので、外食は月に1度の貴重なお楽しみだったのですが、親の財布が心配で高いメニューは注文できなかったのです。
でも、一番安いメニューを注文すると親が怒るので(子どものくせにお金のことを気にするな!生意気だ!と怒られる)、2番目に安い月見うどんを注文していたのです。
ほんとは、エビが載っていたり温泉卵が載っているメニューを食べてみたかったけど、「この子はもう~月見うどんが好きな子でね~」と親がお店の人に話しているのを聞き流しながら、大人しく月見うどんを啜ってたっけ。
子どもって、親が想像しているよりもちゃっかりしているものなんですよね~
んで、あの頃は気づいてなかったけど、そうやって手ごろな値段のものをいつも選ぶから外食にも気軽に連れて行ってもらえてた。ちょっと我慢して月見を選んでいるような気になってたけど、実は自分も親も得してたのかな、と思います。いまだに、うどん屋さんで月見うどんを見かけると、ワクワクして外食に行ってた気持ちを思い出します。
・・・でも私なら、グループ3を自分で選ぶけどね(笑)←管理教育が性に合うマン。

そして、何度鉄拳制裁を受けても己のやり方を曲げない次男に
「いや、キミこそホンモノの大物」
と思ったりもするのでした・・・なんで2番目の子はこうも自由人なのだ?
2018-10-26(Fri)

ダンディ vs K夫人

ブログの下書きは、いつも仕事のお昼休憩時間に下書きを書いています。
というわけで、現時点(木曜日昼)ではまだ先週の学校別模試の結果が出ていないのでした。

この時期に記事を上げると、いつも異様なほどアクセスが伸びますが
たぶん成績関係の記事を探しているかたが多いからだと思います。紛らわしくてすみません、今日の記事は違います。
ご了承ください。

うちの息子たちは、二人とも年少さんの頃から公文教室に通わせていました。
長男はいったん卒業しましたが(中学生になったら再開予定)、次男はまだ通っています。
と言っても、算数・国語の正規生だったのは以前までの話で、今は英語の単科生として通っています。
単科生になると、進路相談などは対象外となり、なんとなくお客さん扱いになります(笑)

あ、進路相談。
公文の経験がない方のために補足しますと、正規生として公文に通う場合には、年に一度進路相談の場が設けられます。
公文システム全体のことなのか、うちの教室特有のサービスなのかは不明ですが、志望校の有無や併願校の組み方、最新の私立学校事情、周辺学習塾の情報などを教えてもらえます。
公文は中学受験よりも高校受験寄りのカリキュラムですが、中学受験に対してもきちんと対応してくれます。
意外なような気もしますが、まぁ、そもそも幼少期より教育(公文)にお金を払う家庭というのは、教育熱心な家庭が多いので、自然な流れなのだとも思います。中受に興味のある家庭との付き合いが多いのです。

ただし、公文と中受専門塾との両方のサポート内容を知った私の実感としては、公文の受験情報は塾ほど手広くありません。
地域の特定数校に関しては詳しいけれど、それ以外の学校に関してはほとんど興味も情報もありません。
中学受験専門ではないので、当然のことだと思います。

なので、手広くはない、のですが妙に「手厚い」一面もあります。
地元の特定私立校に対して推薦協定があったり(公文の一定進度終了証明があると、入試に加点がもらえる)、実際に進学している子からの詳しい情報が入ってきたり(定期試験の内容とか、中途退学者の話とか)して、意外と中学受験にも親和性が高い側面もあります。
特に、私の地域は某有名私立校(ぶっちゃけ第二志望校のことですが)の人気が高いので、
どこそこのお嬢さんは〇〇塾でどのくらいの成績だったのに落ちたんだ、とか、〇丁目の何々くんは合格して中2で英検準2級に受かったとか、(受験情報と言うよりは、ママ友情報の強化版みたいなものですけど)妙に詳しい内部?情報が入ってきます。
ただし、T校特化版に限る、という感じですけどもね^^;
(あ、推薦協定の話はT校のことではありません、あしからず)

公文教室の責任者は、K夫人(仮称)です。
某有名私立校&大学に通う二人の娘さんのお母さまです。
昔、高校の先生をしていたということで、甘く綺麗な顔立ちをしていますが、性格は甘くありません。教師らしく、厳しい方です。
いかにも私立中学の保護者会で出会いそうな優雅な物腰の方ですが、勉強をサボるワルガキどもには割と容赦ありません(笑)
複数の教室を同時経営しており、ご自身も数年に一度渡米して英語を学んでおられます。やり手です。

このK夫人・・・普段は(少なくとも親に対しては)ごく穏やかな話し方をされる方なのですが
話題が学習塾のことになると「あらぁ、あんなものは、5年生になってからで十分なのにねー?」と妙に辛辣になります(;´∀`)
そして、英語に関しては「T中学に進学を希望されるのなら、入学までに英検4級はとっておいた方が良い」「中1で3級、中3で準2級を目指すと良い」とアドバイスしてくれました。
中学で準2級・・・なかなか手厳しいアドバイスだと感じましたが、公文に通う中学生には2級を取ってる子もいますので
実績も自信もあるのでしょう。「ちゃんと公文教室で勉強すれば、取れますよ」と余裕の表情でした。

一方、うちのダンディ塾長は「公文?あれほど中学受験に不要なものもありませんね」とバッサリです(;´∀`)
まぁ、確かに、公文算数は数学(文字式)には親和性が高いけど中学受験算数(特殊算バリバリ)とは無縁です。
でも、公文英語は英検寄りの内容だから、大学受験には役立つと思うんですよ・・・という話をしたら
「英検やTOEICは、中学受験を乗り越えられる子なら、中学から始めても間に合いますよ。公文なんか時間の無駄です」とのこと。

ダンディは公文が嫌い説(笑)

いや、彼はM進研も大嫌いですけどね(N能研のことはそうでもない)。
塾長としては、英検は、大学受験英語に役には立つけどマストではない。別に4級を取ってなくても授業で困ることはない(T中学の先生なら、やる気のある子ならちゃんとフォローしてくれる)というスタンスです。
新大学入試制度では、英検以外の検定(TEAPとか)の重要度もどんどん上がっていくから、あまり英検だけを気にする必要はない、それよりは目の前の受験勉強に注力しましょう、ということでした。

もう、ほんとに、ごもっともなご意見です。
まずは受からないとね~^^;当方、余力があるわけじゃありませんのでね・・・。

学習塾経営者として、顧客の取り合いと言う問題もありますし、公文の宿題や通塾時間で塾生のリソースが割かれてしまうのが我慢ならないのでしょう(公文と塾の併用者は多い)。
分かっちゃいるけど・・・
でもこの二人(ダンディ vs K夫人)、実はけっこう気が合うと思うんですよね~。
二人とも、学業優秀で経営者としての手腕も確かだし
「思ってることがすぐ顔に出る」という点と「言葉が辛辣」という点が、妙に似てる。
なんか一見仲が悪そうだけど、居酒屋で知らずに隣合ったら意外と意気投合するんじゃなかろうか、と心の中で笑ってしまう私なのでした。

それにつけても、英語学習の難しさよ・・・フゥ(;´∀`)=3
典型的理系男子のうちのご長男、今後大学受験勉強で躓くとしたら、英語か古文・漢文だと思うのです。
さーて、入学前にどこまで英語に馴染ませておくかなぁ~。一応、現状では現在完了まではやってるんですけどね"(-""-)"ウーン
みなさんは、どうされてますか??やっぱり、受験終わったら「進学準備講座」コース??
2018-08-26(Sun)

私が何故息子に私立中進学を勧めるかについて

先日、山本弘さん著の『BISビブリオバトル部』というシリーズ本を拝読しました。

この本の内容自体は、中学受験とは何の関係もありませんので紹介を割愛しますが(本のタイトルで検索来訪した方、すみません。弊ブログに本の紹介は含まれていません)
作品の中でヒロインがいじめについて言及していた内容について、少し記事を書きたいと思います。
こういう、成績や勉強方法に関係のない記事は、今後入試が終わるまで書く余裕がなくなりそうなので
今のうちに書いておこうと思った次第です。

テーマは「私が何故息子に私立中進学を勧めるかについて」です。
(いかにも需要のなさそうな記事ですみません^^;以前、どなたかから質問された件です)

理由は一つではありませんし、長男と次男とではメインとなる理由も異なっているのですが
長男に限って言うと「彼が息をしやすい環境に送り込んであげたかったから」というのが一番の理由です。

息がしやすい、と私が定義している環境の条件とは
・授業のレベルが彼に合っており、周囲の学友とのズレが少ないこと
・過剰な協調性重視主義に陥らず、個人主義を貴ぶ学風であること
・学校が荒れていないこと、少なくとも授業妨害や学級崩壊の可能性が低いこと
・変人がマイナーでないこと(少なくとも迫害されていないこと)

4番は2番に集約しても良いかもしれません(イコールではないけど一部ではある)

息子たちの通う学区の公立中学は、とくに荒れていません。
学級崩壊は、たまには起こっているようですが、それほど頻繁ではないし、窓ガラスも残っています(!?)
田舎ですけど分かりやすいヤンキーも居ませんし、スポーツも盛んです。

ただ、生徒間の学力のバラツキが大きいようです。
それは、学区内の生徒を幅広く受け入れる主旨の公立中学としては避けられないことで
決して先生方の指導力に問題があるからではないと思います。
思います、が、現実問題として、生徒間の学力を1~10段階に区分したとすると
(※数字が大きいほど学力が高いとします)
授業のレベルは、4~7の中間層をターゲットにしている印象でした。

これは、当然の処置だと思います。
むしろ、私の予想よりもずっと幅広く対応してくれている印象でしたが
それでも、「上位層の子は自力で頑張ってね」という空気があることは、無視できない点でした。
長男は、その上位層にいるからです(いるように、親子で頑張っています)。

私立中学には入学試験がありますから
学力の幅は、公立中学より狭いだろうと考えています。
受験に必要な基礎知識はみんな備えているし、勉強に対するモチベーションも(ある程度)高い。
そうすることで、授業の内容は絞り込みやすいし、進度も速いだろうと思うのです。
また、第一・第二志望校に合格できれば、長男のポジションは中間層になります(下位層に沈んだら大問題ですが^^;)。
つまり、授業で手厚く面倒を見てもらえる位置になる。
周囲の子からも浮きにくいし、気の合う友達もできやすいだろう・・・と期待しています。

長男は、親の教育が良かったのか悪かったのか、それとも本人の資質かもしれませんが
孤立を恐れないゴーイングマイウェイな性格です。
天上天下唯我独尊な性格のわりに、友達をとても大事にするところがあるので
意外にも、いじめの対象にはなりにくい子です。体が頑強なことも幸いしたと思いますが、友達に恵まれたことも大きい。
また、競争心が高く、自分の将来と可能性に疑いを持っていません(ただの能天気ともいう)。
塾の天才君・・・運動は全国レベル、学力は偏差値70、ピアノも巧いのだとか・・・を見ているので、自分がそこまでのレベルでないことは承知しているようですが
かと言ってイジけたり努力をやめたりすることもありませんでした。
あいつはあいつでスゴい。でも俺は俺。
そういう、前向きで能天気でイジけてないところは、彼の最大の長所だと思います。

こういう子は、過剰なほど協調性を強要する環境に放り込むと、やりにくさ、息苦しさを感じるだろうと思います。
たぶん、公立に行かせたら浮いてしまうだろうなと・・・それが原因でいじめや不登校の問題が起きたら。
怖いと思いました。
たとえそれらの問題が起きなかったとしても、内申点という制度は、彼には楽しくないだろうと思いました。
別に楽しさのために勉強するわけじゃない・・・という考え方もあるでしょうけれど、私は、できれば内申点を気にせずに勉強に打ち込んで欲しいと思っています。
私自身は、内申点を稼ぎやすいキャラクターだったので、逆に助けられたのですけどね"(-""-)"
だからこそ、彼は内申点制度には向いてないことが、理解できるのです。
長男が、長男らしさを存分に発揮して、かつ浮かないでいられる環境に送り込みたいと思いました。

ここで、ようやく冒頭の本の話です。
『BISビブリオバトル部』では、ヒロインが、とある私立中高一貫校に高入生として編入してきます。

舞台となっている学校は、代表的なイメージの「私立校」です。
ある程度裕福な家庭の子女が通う学校で、校風は自由、偏差値は高め、学校行事や部活動が盛んです。

ヒロインは、父子家庭で育っており、決して裕福な家庭の子ではありません。
普通に地域の公立中学に進学し、そのまま公立高校へ進学する予定でしたが
ふとしたきっかけで学校で軽いイジメに遭い、私学への転校を決意します。
彼女が私学を希望した理由は、自分をイジメた連中が追ってこないことを期待したからです。
偏差値が高く、学費が高い学校なら彼らは追ってこれないだろう
直接イジメた連中だけでなく、黒歴史時代の自分を知っている学友には誰一人会いたくない・・・
公立高校だと、どこで昔の自分を知っているやつに合うか分からない。だから私学を希望した
というようなことを作中で述べています。
学費に関しては親に申し訳なく思っており、アルバイトをしてお金を渡したり、家事を引き受けるなどしています。
そして、私学への転校を許可してくれた親に感謝をしている・・・まったくもう、どこかで聞いたような話です(笑)

私学に転校した感想を、彼女は次のように述べています。
新しい学校に行けば何もかもがうまく行く、と期待したわけではないし、事実うまく行かないことも多々あったけれど
転校先の学校は変人が多く、みんなそのことをなんとも思っていない。誰もが他人に干渉しないし、好き勝手なことをしている。
一人でいたければほっといてくれる。そこが心地いい。
(抜粋は権利的にまずいので、表現を変えています)

私は中学生時代、いじめられたわけではありませんし、私学にも進学しませんでしたが(笑)
彼女の「変人が多い学校は、一人でいてもほっといてくれる」には大変共感しました。
まさに母校がそんな感じの学校でした。
結果的には、すごく気のいい友人とおおらかな恩師に恵まれて、程よく孤立せずに過ごすことができました。
でももし私が希望したならば、彼らは私が孤立しても、そのままそっとしておいてくれた気がします。
今でも彼らにはとても感謝していますし、思い出は暖かい記憶でいっぱいです。
とても息のしやすい学校でした。何より、勉強が面白かった。あの時代に学んだ知識が、今の仕事の核になっています。

私学にイジめがない、などという幻想は持っていませんが、似たカラーの子が多い環境に行けば
可能性は薄められる気がしています。
できることならば、長男が長男らしく、自由にのびのびと部活に打ち込んで、友達と青春☆しちゃえる学校に通わせてあげたい。そう願っています。

できれば胸キュン☆の恋愛体験も楽しんで欲しいので、共学に通っていただきたいのですが・・・
そんなの、「ほぼ男子校」に通いながら完璧に清らかな学生生活を送った私に言われても、説得力ないですね(笑)
きっと、どこかには居たと思うのですけれどね??隠れてたのかな、私への思いを胸に秘めた初心な男子学生www
もう一度あの時代に戻れたならば「おーい!隠れてないで出てこい!!初心な男子学生諸氏!!!」と大声で叫びたいと思います。あ、また非モテ生活の予感www

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ←作中のヒロインですが、私学に転校したらイケメン彼氏が二人もできちゃうんですよね~。大枚はたいて娘を希望する私学に送り込んであげて、その挙句に彼氏に奪われちゃうパパ・・・親の立場で読むと、若干切ない作品です(笑)
2018-08-09(Thu)

才能の行く末

コメント欄で、もる様が「塾は天才君天才ちゃんの存在に甘えているだけ」と書いておられて
それを読んだとき、ふと8年ほど前に出会った保育士Aさんの言葉を思い出しました。

保育士Aさんの息子さんはとても優秀で、共学Tと男子校T(どちらもこの地方でのトップ校)に両方合格し、「家から近いから」という理由で共学Tに進学していました。
当時の私は、中学受験の知識がまったくなかったので、あまり先入観を持たずに「それって、たしかとっても人気の学校ですよね~?凄いですねぇ^^」と呑気に感心していました。

そんな私に、Aさんはこう言ったのです。
「受験勉強のやり方とか、どこの塾に行ってるのかとか、よく聞かれるんだけどね。でも、そういうのって実際は関係ないんだよ。受験なんて、結局は子どもの持って生まれた才能で決まるんだよ」

これを聞いた当時は、率直に言って、ちょっと冷たい言い方だなぁと思いました。
努力じゃなくて才能で決まるだなんて、こう、身もふたもないというか、夢が無いと言いますか(笑)
だけど、それで実際に息子さんは優秀な(共学Tが人気校だ、ってことだけは当時も知ってました)学校に合格しているわけだから
「くぅ!クールよね~!悔しいけどカッコイイわ~( *´艸`)」と思ってました。

その後、他の保育士さんに耳打ちされて知ったのですが、
Aさんは、当時ちょっと周囲の方々の反感を買っていたようです。
いわく「男子校Tを蹴って共学Tに行くだなんて嫌味」とか「子どものことを鼻にかけている」ということらしい。
美人でお洒落で、茶目っ気もあって素敵な女性だったAさんですが、確かに今になって当時の彼女の発言を振り返ってみると
聞きようによっては反感を買いやすいかなーとも思うのです。
私なんかだと、むしろ「ダガソコガイイ」と思ってしまうのですが^^;、人によっては、優秀な人間には謙虚でいて欲しいと思うものかもしれません。謙虚、っていうか「優秀さは隠しとけ!」みたいな。
今にしておもうと、彼女の発言はちょっと唐突だったとも思いますから、きっと何かしらイザコザがあったのでしょう。そこに、ちょうどいい感じではけ口になりそうな鳩ぽっぽが居たものと推察されます(笑)
そもそもね、彼女、美人さんでしたからね。
美人って、いろいろ大変ですよね。とはいえ私も、ちょっとくらい美人で苦労してみたかったですけどね(爆)

それで、受験生活を経験した今になって、彼女の言葉を思い返しているのですが
やはり、彼女の言っていたことは正しいと思います。
子どもの能力は、可能性は無限大だけれど、その盛り上がりのタイミングはさまざまです。
でも入試のタイミングは一律に決まっている。
入試日のその日に、どこまでのポテンシャルを発揮できるかは
子どもの基本能力値によって限界があると、私は考えます。

たとえば、うちの長男は、まだまだ伸びる余地があると思ってます(ハイデタ親ばか)。
彼には、努力できるという素晴らしい才能がある。
もし彼がもる家に生まれていたならば、もっと偏差値が上がったろうと思います。
優秀な親に、上手に育てられていたならば。
あの子のポテンシャルは、もっと伸ばしてあげられたと思う。
たぶん、西大和にだって届いたんじゃないかな。

でもきっと灘は無理だと思う。
それが、あの子を12年間慈しんできた、私の実感です。
Y偏差値で63くらいまでは行く、でも68は行かないと思う。
そして、鳩の母と二人三脚をしている限り、彼にとっては現第一志望校は果てしなくチャレンジングだと思います(爆)
でもまぁ、やりますけどね。えぇえぇ、併願校選びは死力を尽くしますとも~

そして次男は、たとえもる家に生まれていたとしても
Y偏差値で55以上の学校は無理だと思います(爆)
ものすごーくお金をかけて、小学生生活の健全性を無視して死力を尽くせば
ひょっとしたら・・・ひょっとしたかもしれないけれど、私はそういう受験には反対です。
長男に1日10時間受験勉強をさせているわたくしではありますが、これでも健全性には一定のポリシーを持っているのです。
人とはずれているかもしれないけれど、マイラインっていうのはある。

はぁ、それにしても・・・
もる家やstudyjournal2020家の順調な仕上がりを見ていると、ため息が出てしまいます。
長男が、結果的に第一志望に運よく届いたとしても、
その道のりは、優秀な母ならもっと滑らかで平らかにしてあげられたんじゃないかなー、と。
母の無力を申し訳なく思ってしまうんですよね。ごめんな長男、母ちゃん、鳩ぽっぽだからさ・・・

ま、悩んでも解決しないことは、悩まないに限ります。言うても仕方ないよね~
彼には、鳩ぽっぽ家のホープである運命を甘んじて受け入れていただきましょう(笑)
さーて、残りの夏期講習も頑張りますよ~エイエイオー

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ←「上を見てもキリがない、下を見ても意味がない」って、誰の格言でしたっけ?至言よね~
2018-07-26(Thu)

算数苦手女子へのエール

弊ブログに遊びに来てくださってる方は、往々にして高学歴で、優秀で、算数にあまり苦労したことがないかたばかりだとお見受けします。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ←まぁ、お会いしたことはないので見てはないですけど、コメントを拝見していると、そういう感じがします。

そして、お子さんが娘さんの場合は、その娘さんもたいてい算数が得意で、「あー、算数だけ偏差値60が越えられない~!うちの子算数が苦手で困っちゃう」などという羨ましい状況で(笑・・・いや、笑い事なんかじゃないですね。目指してるレベルが違うというだけの話で、それはそれでやっぱり深刻だと思います)、
だからみなさん「真の算数苦手女子」というものをご存じないように思います。

ここでいう「真の算数苦手女子」とは
それは過去の私のように、国社理が偏差値65overなのに算数だけ30台テッパン→4教科偏差値が50台前半になるという
救いようのない算数ダメ女子を指しています(;´∀`)
(あ、私は中学受験を経験していませんので、高校受験と中学受験との偏差値の互換性はわかりません。中学受験のほうがだいぶ低めに出ますね)
ということは、もし中受をしていたとしたら算数の偏差値は・・・おぉぉ、怖い怖い:(;゙゚'ω゚'):

先日、長男と一緒に算数の図形問題を解いていたときのこと

それは、平面図形の面積を求める問題だったのですが、私が比やら角度やらを書き込んでモタモタと突破口を探していたら
その苦闘を横から眠たげに(イラッ)眺めていた長男が、「あー・・・それはココにこうやって補助線を引けばいいんだよ、お母さん」と言って
スッと一本の線を引きました。
そして暗算で「えーっと・・・3.14で・・・あぁ、〇〇だね」と答えを導き出したのです。

どうしてそうなるのか分からなかったので、解説を求めたところ
「え・・・?うーん、見たまんまなんだけど」と戸惑いつつ、非常に美しい解法を教えてくれました。

そう。美しいのです。
無駄のない解法は美しい。
その補助線、最小限にして必要十分な解法・・・答えを聞くと簡単に思えますが、私には思いつけませんでした。
結果だけなら、いつかは私にもたどり着けたと思うのです。
モタモタとした美しくない解法で。または、暗記するほどやり込んだ演習問題の果てに。
彼の何倍も遠回りして、いつかはたどり着けるのだと思います。

長男の解説があまりにも無駄がなくて美しかったので、思わず惚れそうになりましたが
よく考えたら、私は彼の父親のそういう能力にほれ込んで恋愛結婚したので
要するに源流はアレ(笑)なのだなーと納得しました( ˘•ω•˘ )
私が腹を痛めて産んだというのに、私にない能力を持っている・・・不思議な気分です。

算数壊滅女子が、どうやって偏差値65overの理系の学校に潜り込んだのかと言えば
それは
(1)自分が解ける問題(主に計算問題)を偏執的にやり込む。絶対に一問も落とさない決意で挑む。
(2)自分が解けそうで解けない問題、解説を読めばなんとか解き方が理解できる程度の問題を、スラスラ解けるようになるまで泣くほど(いや、泣きながら)練習した(Yの一行問題、大問の(1)レベル)。
(3)解説読んでも意味が分からないような難しい問題(大問の(2)(3)レベル)は華麗にスルーした

以上のアプローチを半年ほど続けた結果、最終的には大問の(2)レベルまで解けるようになりました。
何度も何度も(1)(2)の練習をするうちに、いつの間にか計算力とか理解力が育ったのでしょうか。なぜか以前より難しい問題も分かるようになっていました。
そして大問の(3)レベルの問題は、永遠に謎のまま受験を終了しました。

模試を受けても、解きなおしはほとんどやりませんでした(数学のみ。他の科目はちゃんとやったぉ)
解ける問題はほぼ落とさずに解けているし、テストで解けなかった問題は解説を読んでも解けないからです。
算数苦手女子に解きなおしは不要なのです。

そう、これが「真の算数苦手女子」の実態なのです、おくさま_(:3 」∠)_
計算問題と基礎問題だけ。応用問題は、合格後もとうとう解けるようにはなりませんでした。
でも、入試での数学の得点結果は、さほど悪くなかったようです。
大問は真っ白。小問と中問はギッチリ。
おそらく配点が均等だったのでしょう、点数的には他の理系男子とそん色ないものでした。
そして、国語と英語(と公民)の得点が異様に高かったので、総合点としては危なげないところで合格できたのです。
内容は危険な香りがプンプンしていますよね、お前、絶対授業についていけなくなるタイプやろうと。
こうして思い返してみても、私は本当に理系に適性のない人間だと痛感します。
センスがゼロ。ある程度は素質って必要だと思います。だって努力しても伸びないんだもの・・・。

まぁ、ある意味、塾にも学校にも頼らずに(1)~(3)の学習方法にたどり着いた、そのガッツこそが唯一の適性だったのかもしれません。中学受験勉強を一通り体験した今の自分から見ても、わりとまともな勉強法だと思います。
今の息子よりも3歳年上でしたから、当然といえば当然なのですけどね。
特に(3)の方法は、思い切りのタイミングと見極めが難しい方法だと思います・・・合格後に周囲のリケダンに聞いたら、意外と同志が多かったことは余談ですww

一つの得意科目が全体偏差値を押し上げているので、苦手科目の危うさが隠されている状態・・・偏差値的には志望校に届いているけれど、実際の入試問題では大きな失敗をしやすい、という現象も、よく分かる気がします。うん、過去の私だ(;´∀`)
運や精神力に頼るのは、それこそ神頼みくらいの最後の手段にとっておいて、基本的には4教科全体の偏差値をバランスよく仕上げなければいけないのだなー、と痛感しています。
そうじゃなきゃいけないよね。だって大事なのは、合格後に授業についていけるか否かなのだから・・・(自戒)

だけど、鳩子おばさんだってちゃんと卒業できたのだもの。
世間の算数苦手女子さん、大丈夫です!
たとえ算数の不備を国語や社会で補ってギリギリで合格したとしても、ガッツさえあれば卒業できます。
英語やレポート書きに苦しんでいる理系男子に、そっと「君の数学のノートと私の英語のノート、テスト前に交換しない?」と交渉を持ちかけるのです。正統派理系女子とお友達になって「助けて!今度欠点とったら落第するの!」と相談を持ち掛けるのですww

だから、諦めずに頑張って欲しいです
頑張ってね、算数苦手女子!
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Author:SV鳩子
国公立出身の母が息子と一緒に難関私立中学受験に挑みます。表ブログには書かない素の家族バトルを実況中継!

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