2018-11-06(Tue)

保育園児の作戦

ずいぶん前にどこかで読んだ受験ブログで(昔のことなので、引用元は忘れてしまったのですが)
レポートの提出率と成績の相関関係について紹介されていました。

たしか、半年間に3本のレポートを提出させる実験で
グループ1:レポートの提出期限は自分で設定。期限を過ぎると1日ごとに1%のペナルティが課せられる
グループ2:期限なし。半年間で3本のレポートを好きな時期に提出する
グループ3:2か月ごとにレポートの提出期限を設定する。期限を過ぎると1日ごとに1%のペナルティが課せられる

これを、ある集団について調査した結果、成績の順番は
グループ3>グループ1>グループ2
だったというのです。

ここで、記事内の考察で面白かったのは
「グループ2では、自分でうまく期日を設定して好成績を収めた人もいる」と言う点でした。

グループ2の成績が一番悪いのは、なんとなく分かります。期限がいつでも良いとなると、ついできるだけ課題をため込んで後回しに、結果ペナルティを大幅に受ける人が出てくる・・・このレポートの調査対象は大学生でしたが、中高生ならこの傾向はもっと顕著だと思います。管理教育ってやっぱり素晴らしい( ˘•ω•˘ )
クリエイティブな仕事・・・別に絵とか音楽関係ではなくても、設計でも事務処理でもクリエイティブな能力はどこにだって求められると思うのですが・・・に従事する人は、グループ1・2にいて結果を残せる人だろうなぁと思うのです。
で、グループ2の方法で自分を常に厳しく管理していくのは、学生さんには難しいだろうと思います。お金をもらって働いているサラリーマンにだって難しいことを、アカデミックな人たちに求めるのは何か違う気もするし。
(※個人の感想です)

それで、なぜこの話を思い出したかと言うと
先週末、長男とおしゃべりしていて、彼がふと昔のことを話してくれたからなのです。

我が家では、食事を残すことについて、割と厳しく躾けています。
出されたものを全部食べろとは言わないけれど、家で提供された料理は、必ず一度は箸をつけること
(食べもしないのに、見た目だけで嫌いと判断して残すのは鉄拳制裁)
ご飯を残した日は、おやつを食べてはいけない
外食するときは、メニューも量も責任もって選んで注文すること(自分で選んだメニューは自分で食べる。外食は残したら鉄拳制裁)

次男は、食に対する興味が薄くてしょっちゅう鉄拳制裁を受けているのですが
長男は、ほとんど失敗したことがありません。
何でも食べるし、食べたら「美味しいよ!」と必ず感謝の言葉を添えるし、基本残さない。
その代わり、わりと「ばっかり食べ」をします。
「ばっかり食べ」とは、特定のメニューだけをしつこく食べることです。
ピザ、ラーメン、天津飯・・・とメニューは様々でしたが、極端なものになると、1年間、外食に行くとほぼ毎回ミートスパゲッティだった時期もあります。
家でも希望を聞くとミートスパ、外でもミートスパ、中食を買ってもミートスパ^^;
私もパパも、「長男はこだわりが強い子なのか」と、単純に考えていました。

ところが、先週末に長男が語ってくれた内容によると、これは長男の「作戦」だったそうなのです。
今ではどんな野菜でも食べられる長男ですが、保育園の頃は、緑の野菜があまり好きではなかったとのこと。
辛い物も嫌、見たことないものも食べたくない(もし嫌な味だったとしても残したら怒られるから)、でもおやつは食べたい。
そこで、メニューの写真を見て、自分が確実に食べられそうなもの・・・お肉が多くて、緑の野菜がトッピングされてなくて、固くない食感のものを慎重に選んでいた、と。
ひとたび「成功メニュー」を見つけ出すと、次からはメニューを考える手間を省くため、同じものを注文したのだそうです。
同じメニューを選んでいれば、お店が変わってもたいてい失敗しない、迷わなくて済む、失敗しにくいと考えたようです。
「そうやってれば、いつも”よく食べたねー!”って褒めてもらえるし、自分も嫌なものを食べなくて済むでしょう?迷うのはめんどくさいし、できれば褒められたいからさ~」
と言ってました。
たしかに、ミートパスタならどこのお店のものでも似たような味ですし、私も失敗せずに作れるメニューです。
つまり、彼はこだわりが強い子なのではなく、むしろこだわりがない(食べ物に関しては)のでした。

これを、保育園児が自分で考えてたのか・・・と、親ばかですが感心してしまいました。
長男はグループ2で結果を残せる種類の人間、なのかもしれません。
条件を鑑みて、自分が好成績を残せる期限を設定するやり方ですね。
この子は管理教育バリバリなところよりも、もっと自由な校風のところが向いているのかな・・・と思った次第です。
ま、偏差値が向いてなければどーしようもありませんけどね( ˘•ω•˘ )(※どこの学校のことかは申しておりません)

そうえいば私も、子どもの頃はいつも月見うどんを注文していました。
うちは貧乏な家だったので、外食は月に1度の貴重なお楽しみだったのですが、親の財布が心配で高いメニューは注文できなかったのです。
でも、一番安いメニューを注文すると親が怒るので(子どものくせにお金のことを気にするな!生意気だ!と怒られる)、2番目に安い月見うどんを注文していたのです。
ほんとは、エビが載っていたり温泉卵が載っているメニューを食べてみたかったけど、「この子はもう~月見うどんが好きな子でね~」と親がお店の人に話しているのを聞き流しながら、大人しく月見うどんを啜ってたっけ。
子どもって、親が想像しているよりもちゃっかりしているものなんですよね~
んで、あの頃は気づいてなかったけど、そうやって手ごろな値段のものをいつも選ぶから外食にも気軽に連れて行ってもらえてた。ちょっと我慢して月見を選んでいるような気になってたけど、実は自分も親も得してたのかな、と思います。いまだに、うどん屋さんで月見うどんを見かけると、ワクワクして外食に行ってた気持ちを思い出します。
・・・でも私なら、グループ3を自分で選ぶけどね(笑)←管理教育が性に合うマン。

そして、何度鉄拳制裁を受けても己のやり方を曲げない次男に
「いや、キミこそホンモノの大物」
と思ったりもするのでした・・・なんで2番目の子はこうも自由人なのだ?

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国公立出身の母が息子と一緒に難関私立中学受験に挑みます。表ブログには書かない素の家族バトルを実況中継!

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